こんにちは、むさしです。
今回は、ハウスメーカーの営業ってきつい?ブラックと言われてしまう理由を解説します!という内容でお話し致します。

ハウスメーカーの営業が気になるけど、ブラックだからやめとけって言われる。
これから就職活動や転職活動を控えている皆さんは、ハウスメーカーの営業が気になっているものの、ブラックという噂を聞いて悩んでいませんか?
私は新卒で大手ハウスメーカーに営業職として入社しましたが、結論を申し上げると、ハウスメーカーの営業はきついです。
また、営業のみならず、業界的にもブラックだと感じたところが結構あります。
そこで今回は、ハウスメーカー営業がきつい理由や業界的にブラックなところを解説します。
- ハウスメーカー営業の業務内容
- ハウスメーカー営業がきつい理由
- ハウスメーカーのブラックなところ
ハウスメーカーへの就職や転職を検討している方が参考にしていただければと思います。
ハウスメーカーの営業について

まずはハウスメーカーの営業についてご紹介いたします。
ハウスメーカーの営業と聞くと、皆さんはどのような働き方を想像するでしょうか?
恐らくほとんどの方が住宅展示場で案内をする人を想像するかと思いますが、実際のところハウスメーカーの営業は、
- 戸建て営業
- 賃貸営業(土地活用)
以上の2種類がございます。
戸建て営業については、展示場で案内をするような、皆さんの想像する営業です。
一方の賃貸営業は、土地を所有する方に向けて賃貸住宅経営を提案します。
「アパートを建てて、家賃収入を得ませんか?」
簡単に言うとこのような提案になります。
戸建て営業では一般的なお客さん、賃貸営業では富裕層のお客さんというように、同じハウスメーカーの営業でも、全く種類が異なるのが特徴です。
ハウスメーカー営業がきつい理由
それでは、ハウスメーカーの営業は具体的に何がきついのでしょうか。
ここからは、実際に私が働いて感じた辛さも含めてご紹介していきます。
ハウスメーカーの営業がきつい理由は、
- 飛び込み営業が多い
- ノルマが厳しい
- メンタルとの勝負になる
以上の3点です。
それぞれ順番に解説いたします。
飛び込み営業が多い
ハウスメーカー営業には、飛び込み営業があります。
飛び込み営業とは、いわゆるピンポン営業のことで、アポなしで個人宅に訪問して営業をかけます。
就活等の会社説明会では、
「飛び込み営業はありません」
というハウスメーカーが多いですが、実際のところは今でも行っている会社が多いです。
私が飛び込み訪問を経験して、きついなと感じたことは、
- 門前払いをうける
- 居留守をつかわれる
- 売り上げに結びつかない
以上の3点です。
訪問していきなり怒号をかけられることもありますし、何より売り上げに結び付きにくいので、やっていてしんどくなります。
ノルマが厳しい
ハウスメーカー営業にはもちろんノルマがありますが、これが結構厳しいです。
前提として、ハウスメーカーは売る商材が物件ですので、単価も高く売るのが難しいです。
にもかかわらず、高めのノルマが設定されます。
ノルマ達成のためには、ベテラン社員であれば年に数十棟、若手社員でも数棟売っていかなければいけませんので、かなり大変です。
また、物件を売っていくことで、それ相応に仕事量も増えていきますので、残業時間も増えていきます。
このように、高めのノルマによって自分の時間を確保するのも難しいです。
メンタルとの勝負になる
住宅展示場で「待ちの営業」をしていれば売れるような甘い世界ではありませんので、飛び込み営業やテレアポといった「攻めの営業」を積極的に行う必要があります。
ただ、物件は簡単に売れるものではありませんので、もちろん断られることのほうが多くなります。
ですが、それでもくじけずに数をこなしていかなければいけません。
「この営業を続けていて、本当に売れるのかな」
私は何度もこのように感じたことがありますが、それでも毎日やらなければいけません。
このように、毎日がメンタルとの勝負になります。
体育会系育ちでメンタルに自信のある方なら問題ないかもしれませんが、メンタルに自信がない方には過酷でしょう。
ハウスメーカーの業界的にブラックなところ

ここまで、ハウスメーカー営業がきつい理由をご紹介しました。
次に、ハウスメーカーが業界的にブラックだと言われている理由をご紹介します。
ハウスメーカーのブラックなところは、
- ワークライフバランスが悪い
- 社員教育が雑
- 社員の自由度が低い
以上の3点です。
簡単に言うと、ワークライフバランスが悪く、体育会系の雰囲気です。
こちらも順番に解説いたします。
ワークライフバランスが悪い
ハウスメーカーはワークライフバランスが悪いです。
具体的には、
- 個人のお客さん相手のため、休みの日でも連絡がある
- 残業時間が多い
- 突発的な休日出勤が多い
これらにより、自分の時間が確保しにくいです。
休日でもお客さんから連絡がくる可能性があるため構えてしまい、頭のなかで仕事のことを考えてしまうため、安心できません。
また、売れば売るだけ自分の仕事量が増えるため、残業時間も多くなります。
それに加えて、飲み会やゴルフ等の付き合いも多いです。
平日はもちろん、休日であってもなかなか自分の時間が確保できないので、ワークライフバランスは悪いと言えます。
社員教育が雑
ハウスメーカーは社員教育がかなり雑です。
厳密には、入社して間もない頃の研修期間は丁寧な教育があります。
ですが、各部署や支店に配属されてからは、かなり雑でした。
具体的には、
- いきなり1人で現場に行かされる
- 営業同行は自分からお願いしない限りさせてもらえない
- OJTが極端に少ない
私の場合は配属初日からこのような環境になりました。
「周りから教える」というよりは「自分から動かないと何も教えてもらえない」という文化があります。
まさに体育会系ですね。
常に積極的な姿勢が求められます。
社員の自由度が低い
特に若手社員に当てはまりますが、会社での自由度がとても低いです。
具体的には、
- スケジュール管理が厳しい
- 帰るときは必ず上司に1日の報告
- 出社時間を指定される
私が働いていたハウスメーカーの場合ですが、このように管理が厳しかったです。
朝は就業開始30分前には出社し、上司が来たら1日の予定を報告、そして帰るときは1日の成果を報告。
ざっくりとこのような毎日でした。
ですので、自分の考えや戦略で自由に営業することは難しいです。
何か意見を出しても、どこか成果主義なところがあるので、成果が出ていないと意見も通りません。
自分の考えが伝えにくい環境でしたので、ブラックだと感じました。
ハウスメーカーの営業はきついが、適任の方もいる
ここまでご紹介したように、ハウスメーカーは一般的にブラックと言われていますし、営業もきついです。
ですが、もちろんハウスメーカー営業が適任の方もいます。
具体的には、
- メンタルや体力に自信がある
- 若いうちから稼ぎたい
- 人のためになることがやりがいに感じる方
このような方にはおすすめできます。
特に、若いうちから稼ぎたいと思っている方は、高いモチベーションを保って働くことができると思います。
実際に私の同期でも、若いうちから稼ぎたくてハウスメーカー営業になったという方がいましたが、辛さよりも楽しさを感じながら働いていました。
正直、きついかきつくないかは自分の感じ方次第です。
この記事を読んだうえで、
「自分はハウスメーカー営業にチャレンジしたい!」
という気持ちがある方には、ぜひチャレンジしてみてほしいなと思います。
ハウスメーカーに就職を検討する新卒の方へ
ハウスメーカーへ就職を検討する新卒の方に、就活のポイントをご紹介します。
- 会社説明会の情報を鵜呑みにしない
- OB訪問をする
- 展示場見学に行く
以上の3つを意識してください。
会社説明会は、基本的に自社を良く見せるイベントですので、すべての情報を信じないようにしましょう。
そこでおすすめなのがOB訪問です。
現場で働く社員の方からリアルな情報を聞くことができるので、必ずしましょう。
また、ハウスメーカーの面接では、
「展示場に行きましたか?」
という質問をされることがあるので、展示場にも必ず訪問し、意欲をアピールするのがおすすめです。
もし就活が不安な方や上手くいかないと感じる方は、就活エージェントを活用してみてください。
無料で就活サポートを受けることができるので、就職活動の質を高めることができます。
ぜひ1度、HPをご覧になってみてください。
参考記事:社会人になってから思う就活でやっておけばよかったこと
ハウスメーカーに転職を検討する方へ
ハウスメーカーに転職を検討する方は、スカウトを頻繁に送ってくる企業には注意しましょう。
スカウトを頻繁に送るハウスメーカーは、社員定着率が低く、人の入れ替わりが激しい可能性が高いです。
スカウトが来たら嬉しくなるかもしれませんが、企業選びは慎重に行いましょう。
可能な限りブラックなハウスメーカーを避けるために、転職エージェントの活用をおすすめします。
転職エージェントは企業情報を持っていますので、気になるハウスメーカーが出てきたときに少しでも情報を手に入れることができます。
私が実際に利用した転職エージェント3社をご紹介しておりますので、合わせてご覧になってみてください。
まとめ
今回は、ハウスメーカー営業がきつい理由や業界的にブラックなところをご紹介しました。
- 飛び込み営業が多い
- ノルマが厳しい
- メンタルとの勝負になる
- ワークライフバランスが悪い
- 社員教育が雑
- 社員の自由度が低い
ハウスメーカー営業の実態を知ることができたのではないでしょうか。
少しでも就職や転職の参考にしてみてください。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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